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note社員がヨガインストラクターになった話

もう12月。街もバタバタ、私も例外なくそわそわしている。(12月だからじゃなくて、推しであるSnow Manの大晦日YouTube配信LIVEが楽しみすぎるだけかもしれないけど。笑)

「良いお年を〜」という言葉を言うことも言われることも増えてくると、さすがに師走感がある。ああ、今年も色んな人に出会い、お世話になったなあ。ありがとうありがとう。

2024年もいい年だった。毎年いい年を更新している気がするけれど、今年は本当にいい年だった。中でも大きな「いいこと」は、noteの仕事もヨガインストラクターの仕事も全力でやり続けられたこと。

▼夫婦でヨガインストラクターをやってるよ〜の記事はこちら

noteの仕事は長年やっていた「営業職」から「事業開発職」にジョブチェンジ。ヨガインストラクターの仕事では週4日のレギュラーレッスンを持たせてもらった。会社員としても、ヨガインストラクターとしてもチャレンジングな1年だった。

このnoteは私の今年1年のチャレンジと気づきの記憶。

※ この記事はnoteのみんな Advent Calendar 2024の18日目の記事です。

良かったこと①「早起きの習慣がついた」

良いことだとは百も承知だけれど、なかなか習慣化していなかった「早起き」。たまに朝のレッスンに足を運んでいたけれど、今年は「たまに」じゃなくて習慣にしたくて、朝7:00からのヨガのレギュラーレッスンを担当しはじめた。

朝6時過ぎの原宿。暗いけど遠くに太陽が見える。

準備や移動を考えると起床時間は4時半。特に今の時期は寒くて暗くて本当にきついのだけれど、いつもは賑やかな街がしーんと静かで、街を独り占めしている気分になれたり、少しずつ太陽がでてくる姿を眺めながらヨガをする時間は早起きした人だけが味わえる”特別な時間”に思えた。

そして何より、いつもスタジオに来てくれる皆さんと「おはよう」と挨拶を交わし朝を迎えることができたことが幸せだった。
「寒くなってきましたね」「日が短くなりましたね」と季節の移ろいを一緒に感じたり、わざわざ言うほどじゃないと思いつつちょっと聞いてほしい話をこそっとしたり、なんでもない会話ができる家族や職場以外のコミュニティがあることは、私のちょっとした心の支えになっていた。

真っ暗な中レッスンが始まり、終わる頃には明るくなってる。

来年も朝7:00、皆さんとヨガをしてはじめられますように。
「おはようございます」で出迎えて、「いってらっしゃい」でお見送りします。

良かったこと②「内省癖が身についた」

私はヨガのレッスンの冒頭で簡単な小噺をする。日常で気づいたことやヨガの哲学の話を3,4分話すのだが、ネタ探しが結構大変!
毎日追われるように過ごしていると、話すネタに困って直前までバタバタ。
しかし、日々起きたことをしっかり振り返ったり、自分の感情の揺れ動きを捉えて自分と会話をしてあげる日々を過ごしていると、話したいネタが次々と出てくる。

私のネタ帳。いつでもメモする。

小噺を考える日々を過ごしたことで、特別な出来事がなくても、日々私たちはいろんな刺激を得て成長していること、そして幸せなことや特別なことが周りにたくさん溢れていることに気づくことができた。(内省癖がついて、常にマインドフルネスにいられたことで仕事での判断もクリアになった気がする。気のせいかな?自信ないからかっこ書きにしておこう。笑)

どんな小噺をしていたか、メモに残していたのでちょっぴりご紹介。

「誰かが明日を変えてくれる日はない。」
やってあげている、やらされていると思っていることはないか。今いる場所ややっていることは全て自分が選択していること。今自分が選んでやっている仕事や学び、全ての行いの”意図”と”意味”を考えよう。自分のやっていることの素晴らしさと特別さに気がつけるはず。

仕事で悩んでいた時、瞑想をして気がついたことをシェアした日

この前、SnowManのLIVEに行った。いくら仕事とはいえ、体力もきつい中ずっと笑顔で全力でステージに立つ姿は純粋に人としてカッコよかった。私自身も今やっている仕事や家族の中での役割を、彼らのように全力でとりくめているだろうか。ヨガの考えで「ダルマ(自分に与えられた義務)」という考え方がある。私たちはダルマを遂行するために生きている。彼らが人をパフォーマンスで笑顔にすることがダルマなのと同じように、私たちにもダルマがある。彼らぐらい頑張らねば。

ヨガの哲学の話なんだか、推しの話なんだか笑(多分後者)

自分の可能性を自分で狭めていないか。
アメリカに旅行に行って、自ら可能性を広げている友人とアメリカの広大な自然に勇気をもらった。
挑戦は不安が伴う。自分じゃできないんじゃないかと思うところまで、勇気を持って踏み込むことで自分の可能性は広げられる。

この日のレッスンでは、アメリカをイメージしたプレイリストを流してノリノリだった

「自信」は他人から評価されるのではなく、自分自身を認めること。
小さい頃からダンスをやっていた。高校の時、自分に自信をつけるために結果が欲しくて、実績があるチアダンス部がある高校に行った。周りから認められ自信がつきはじめていた頃、オーバーワークで怪我して部活をやめた。
その経験以降、思えばずっと自分に自信を付けたくて結果や周りからの賞賛を追い求めていた気がする。
でも最近、自信になるのは結果でも周りからの賞賛でもなく、自分を信じられることだと気がついた。
朝起きてマットの上で練習できた時、自分との約束を守ることができて自信がついた。人それぞれ、自分を信じられるタイミングや事柄は違うと思うけれど、週のはじめに自分を見つめる時間は自分を信じる一歩になるかもと思う。

内省していると、自分の過去の辛い出来事も「今の自分を作る宝物の経験」に思えてくる

人生で1番表参道に来た一年だった。 (ヨガスタジオがあるから)
この時期はイルミネーションがとても綺麗なのに、忙しくスタジオに向かう中でその美しさに全然気が付いていない自分に気づいた。昔はわざわざ見に来てたのに!
この前、時間に余裕を持って表参道に向かえた日があり、イルミネーションをゆっくり見たら、クリスマスのワクワクを思い出して綺麗なことをちゃんと感じられた。
私たちの人生もそう。急ぎ足でいたら近くにある小さな幸せに気がつけない。たまにはスピードを落としてゆっくり歩くようにヨガをして、自分の近くにある幸せに気がつけるようにしよう。

どんなに忙しくても、「綺麗」って思える心はなくしたくないよね

他にもあんなことやこんなことを小噺で話してるので、聞きたい人はぜひヨガのレッスンを受けにきてね。

※メッセージもらえたら詳細のご案内します!
Instagram @exairi7575

良かったこと③私はクリエイターだと気づけたこと

ご存知の通り、私が働いているnote株式会社のMissionは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」こと。このミッションに共感して入社してから4年半。

▼4年前に書いたnote入社エントリ。あっという間だな。

思えば今まで、創作を応援する会社にいるのに、自らが創作らしい創作をしていないコンプレックスをどこかで感じていた気がする。
しかし今年、ヨガを教えたことで、私自身、創作を楽しむクリエイターの一人であると気づけた。

私のnoteでの仕事は、ざっくり言うと法人向けのサービスを拡充すること。法人の皆さんの課題を把握し、必要なサービスを作る仕事はとても楽しくやりがいがある。が、noteを活用してくださっているクリエイターさんの声を直接聞くことは少ない。

先日、弊社が主催している創作大賞の授賞式を見学して、クリエイターさんの声を久々に聞いた。書籍出版を目標に数十年前から執筆活動をずっと行なっている方、自身の記録としてnoteを書いていたら受賞して驚きでいっぱいの方、「生み」の苦しみを感じながらも創作を愛し続けている方…
改めて、クリエイターの皆さんへの尊敬の想いが溢れ、この仕事に携わっていることの誇りを感じ、感極まって涙した。

一方、すごくおこがましいがどこか”共感”している自分がいた。

  • 「創作」を続けるには常にいろんなことにアンテナを張って、自分の感性を研ぎ澄まし続けなければいけないこと。

  • 自分の強みや特徴を模索し続け、表現し続ける苦しさの先に、心地よさがあること。

  • 自分としては「いいぞ!」と思ったものも、誰かに評価されるとは限らないこと。(でも自分を信じ続けてやり続けるしかないこと)

  • でも届いている人には届いていると実感した時、この上ない喜びを感じること。

この一年、ヨガのレッスンづくりをしていて感じた気持ちと一緒だった。
「どんなシーケンス(レッスンの流れ)にしようか?」
「どんなBGMにしようか?」
「どんな小噺にしようか?」
「どんな香りを使おうか?」

noteが上場した時、弊社が発表したある言葉がある。

創作というと、絵を描いたり、作曲をしたり、文章を書いたり、そんなことを想像するかもしれません。しかしそれだけではなく、日常の生活でひと工夫した料理を作ったり、ガーデニングをしたり、日曜大工をすることも立派な創作です。
あらゆる人にとって、この世界は自分用にはできていません。その世界を自分用に少しずつ変えること。それによって少しだけ自由になること。それが創作をすることの価値だと、私たちは考えています。

書いてある言葉一語一句が良すぎて、この新聞を手にした時泣いた

私にとって「創作」は「ヨガのレッスンを作ること」。
スタジオに来てくれた人のことを思い、自分が伝えたいことや表現したいことを創造し、形にすること。

落ち込むこともあったし、大変だと思うこともあったし、マンネリを感じてしまうこともあった気がする。
でも創造し続けることで、自分自身に気がつくことができて”自由”を感じた。そこに、心地よさを感じた。

私はこれからもnoteの仕事で「クリエイターの創作」を支援する。
そして、ヨガの仕事で「レッスンを創作」し続けよう。
そして、誰かの人生に小さなインスピレーションを与えられる存在であり続けたい。

今年も誇りを持てる仕事ができて良かった。最後の締めは私がレッスンで必ず最後に言う言葉を添えて。

「皆さんが今日も、自分らしく過ごしていけますように。」

関係ないけど今年行ったアメリカの素晴らしい自然を添えて!
私たちは自由だーー!


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