1年越しに結婚式を振り返ったら私の笑いジワの理由がわかった。
大好きでとってもお世話になっていた人が私の結婚式2日前に天国に旅立った。お家も近くで、旅行にもたくさん行って、私の成長をずっと見守ってきてくれていたから、私がとてつもなく悲しむだろうと、周りは私に気遣い、結婚式が終わるまで黙っていてくれた。話を聞いたときは本当に信じられなくて、宿泊していたホテルのロビーで人目もはばからず号泣してしまった。その後も、結婚式のHappyな思い出を振り返ると、その悲しみも蘇ってきて10月10日を振り返る心の余白がなかなかできず、気付いたら1年も経ってしまった。
最近はよく夢にも出てくる。相変わらず好きなお酒を飲んでは満面の笑みでずっとおしゃべりをしている。私の結婚本当に喜んでくれていたから、話聞きたいでしょう?今日は私の結婚式の話をつまみにして、美味しいお酒飲んでよね。
このnoteは、当日一緒にその場を彩ってくれた大好きなみんな、およびできなかったけれど、わたしにとって大切な大切なみんな、そしてお空で見守ってる大好きな人に送ります。当日の内容は程々に、結婚式を振り返って「実はあの時ああだったんだよね〜」なんて話したかったことをつらつら書きます。
結婚式場に前日入り?祖母と歩くヴァージンロード
「前日の準備見に行ってもいいですか?」そんな軽いお願いから始まった気がする。私たちが選んだ式場は一軒貸し切りのスタイル。前日の夕方ごろから私たちのためだけにスタッフの皆様が準備をしてくれる。それであれば行っても大丈夫なんじゃないか?と軽い気持ちで聞いたところ快くOKしてくれた。
そこから話が発展し、「私たちも準備したいです」→「家族も一緒に準備してもいいですか」→「当日式に来られない祖母向けに式のリハーサルしましょう」とこんな話にまでなった。”一生に一回”というパワーワードに引っ張られて次から次へとわがままが出てくるんだから、本当自分でもびっくり(笑)こんなわがままを快く受け入れてくれた式場の方のホスピタリティには頭が上がらない。本当にブライダル業界の皆さんのDNAにはマザーテレサが隠れているに違いない。
そんなこんなで、前日の準備からかなり楽しませてもらった。できるだけ手間をかけて自分たちらしく思いを伝えられたら、と思い準備を進めていたから、その最後の仕上げとして自分たちの手で準備をすることができて本当にありがたかった。
※一部内容重複していますが、前日の準備についてのnoteはこちら。
エレベーターに落書き。私がどうしてもしたかった飾り付けの1つ。意外とこの鏡を背景に写真を撮ってくれている人が多くて嬉しかった。
お父さん監修でメッセージカードを並べる大志郎。「ちょっと斜めってる」「もう少しこっち!」とかなり丁寧に並べてくれた。
結婚式のリハーサル。右の隅で座って見ているのが私の祖母。当日の音楽も流してくれたりと、本番さながら!
そして泣きじゃくる私。思えばこの時、大切な人が亡くなった翌日だったから、さぞかしバタバタとしたタイミングだったのだと思うと家族にも感謝しても仕切れない。ちなみに私が着ているTシャツは前日準備用にと私の弟がユニクロで作ってくれたオリジナルTシャツ。今はみんなのパジャマになっている(笑)
私が結婚式のnoteを書くきっかけになったのは祖母。そんな祖母とこんな写真を撮ることができて、家族でワイワイと過ごすことができて本当に幸せだった。こんな結婚式前日の楽しみ方あるんや、、
※結婚式のnoteを書くことを決めたエピソードはこちらのnote。
ホテルに戻ってからは、緊張や余韻で私たちはずっと静かだった。大志郎は明日の準備を入念にしたあと、本番前最後のnoteをかきあげていた。その横で私は、母からこっそりもらった分厚い手紙を読んで号泣していた。わたしの大好きな曲で、結婚式でも流したケツメイシの「幸せをありがとう」の歌詞で、花嫁が前日感極まって眠れないし涙ちょちょぎれるしで目が腫れぼったい的な歌詞がある。まさにこの状態で前夜を迎える。ケツメイシ はこういう歌詞作りがずるい、うまい。
さあ、いよいよ始まる。
台風直撃。それを予言していたプロフィールBOOK
それはそれは大雨だった。駅から少し歩く会場だったから本当に本当の意味での「お足元も悪い中・・」であった。1週間前の天気予報では、台風は関東を逸れる予定で、「小雨くらいかね〜」と話していたのだが、3日前くらい、急に台風のルートが変わった。遠方から来てくれた友達の飛行機が飛ぶか飛ばないかでドキドキしていた。本当にそんな中来ていただいた皆さんには物凄く物凄く感謝している。
やばい雨。土砂降り。
マンマミーア の世界に憧れているくらいだから、本当は青空いっぱいのチャペルで式をあげることが夢だったが、私たちはガラス張りで外が見える内会場を選んでいた。なぜなら私たちがあまりにも雨女雨男すぎるから。その時の自分たちの選択は間違っていなかったと変な満足感があったくらい。ナイスだぞ、あの時の私ら。
そしてこれは本当に偶然なのだが、ゲストの皆様にお渡しした手作りプロフィールBOOKは傘を持った私たちが表紙だった。この前撮りの時も生憎の雨で、「いや、逆にいい!!!」とカメラマンのmaoさん監修のもと、MeGちゃんがダッシュで買いに行ってくれたおしゃれ傘。
ある友達には「これ、晴れ用と雨用2つ作ってたんだよね、すごいとおもった!」とまで言われた。いっそのことそういうことにしておこう(笑)
雨すら奇跡と感じるくらいの、幸せな空気がこの日の朝は流れていた。
※そんな粋な前撮りを撮ってくれたmaoizm bridalとのエピソードはこちらのnote。
You'll Never Walk Alone
私たちのマリッジリングの裏にはお互いのイニシャルではなく「You'll Never Walk Alone」という言葉が刻まれている。私が好きなサッカーチームFC東京で試合前に必ず歌われる曲のタイトルだ。(元々はリバプールが歌っていて、それをリスペクトする形でFC東京でもずっと歌われている。)
結婚を決めたとき、「自分たちは一人じゃないって感じられる瞬間って本当に幸せなこと。私たちの周りの人たちにも一人じゃないって思ってもらえたらすごく嬉しいよね。」そんな話を2人でした。お互いへの「あなたは一人じゃないよ。」というメッセージの送り合いの意味ももちろんあるが、それよりも、私たち二人がチームになって周りの人たちと楽しく過ごしていきたい、そんな思いの方が強かった。
そんな思いが少しでも伝わればと、いろいろなところにこのメッセージを隠した。伝わったかどうか、私たちがまだみんなにお返しができているかは1年経った今でも不安であるが、少なくともこの1日、私たちは一人じゃないことを感じることができた。一部写真を紹介するが、本当にそんな夢のような1日だった。
私たちの挙式は「親誓式」というかなり珍しいスタイル。今まで育ててくれた親に感謝を伝えることは、結婚式の最初、緊張感がある中でしっかりしたいという私たちの希望だった。開始直後しょっぱなに号泣をかましたのでメイクさんには大変な迷惑をかけた。
大志郎の私への手紙は「プレゼン」と話題に。「誓いたいことが全部で3つあります。まず1つ目は・・」と話し始めた瞬間、場内が爆笑の渦で包まれた。本人は自覚ないんだから笑える。
所々にnote連動型結婚式の宣伝。待ち時間も退屈しなかったと結構好評だった。実はこの取り組みで多くの人から声をかけてもらえたりして、(この前はお客様にも感想を言ってもらえた!)noteの素晴らしさを改めて感じた。
サッカー好きの2人だったので、サッカーボールトス!大好きな前職の上司がキャッチ。その時のきょとん顔が面白くて、これまた爆笑。
数々の先輩後輩友人たちが、スピーチや余興などに協力してくれました。余興準備してくれた後輩たちは前日有休とって準備してくれたっていうんだから感謝感激。スピーチ担当してくれた先輩と同期はいつもおしゃべりだったのにスピーチ前とっても静かだった!最高のスピーチ余興感謝!
こうしてペーパーアイテムを写真撮ってくれる人が多かったのもとても嬉しかった!
※そんなウェルカムカードの作成秘話はこちらのnote。
弟のスピーチは結婚式のピークだったとの声が殺到。いや、花嫁花婿じゃないんかーい!2人でカラオケいくとよく歌っていた平井堅の「POP STAR」をBGMに素敵なスピーチをしてくれた。
終始爆笑か号泣のどちらかだったので、比較的おしとやかに笑っている写真がこれくらいしかないんだよなあ。
これからも皆と笑顔で
写真を見返してまずおもったこと。それはみんなが本当に笑顔通り越えて爆笑しているということ。本当にどの写真もみんなくしゃくしゃの顔で笑っていて、すごく嬉しくなった。
私は「よく笑うねえ」と周りから言われる。おかげで笑いジワもほうれい線もひどい。(これは深刻な悩み)
こんなに笑う人たちに囲まれたら、そりゃ仕方ないよなあ。結婚式の写真を振り返って私の笑いジワの理由がわかった気がした。
この1年、なかなか気軽に会いにくい日々が続いていたけれど、また大切な人たちと大切な時間を笑顔で過ごしたい。
改めて、最高の1日をありがとう。
おまけ
ちなみに、引き出物がわりにお渡ししたこの袋、ちょっとしたお出かけのエコバックにちょうど良いと大変好評で、もうすでに何名かに追加でプレゼントしている(笑)式に来てくれた人はぜひご活用をば!そしてこれから結婚式を挙げる方で「これいい!」と思ったらぜひコメントをください!買えるところ教えます!
これにてnote連動型結婚式の投稿はおわり!!読んでくださりありがとうございました!!
他の記事はこちらから!↓