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16年越しに日記をはじめたら夢が叶いそうになってる話

”自分”の事を考えることを忘れていた社会人生活

「もうお正月か~」

社会人になってから、とにかく一年経過するのが早くなった気がする。

私が勤めているIT企業で扱う案件は、だいたい1か月半くらいで終わるものが多く、だいたい8~10本くらいの案件が同時並行で動いている。1つの案件が終わったらまた次、また次、次、、、、目の前の事に追われているとあっという間に時間がたってしまっていた。

とはいえ、何かに追われながらも(何かって言ったって仕事だけど笑)必死になっている毎日は、生きている実感が湧いて充実していたし、別に悪いとも思っていなかった。

しかし、ある日のMBO面談で、「何のために働いているの?」というシンプルな質問を上司に投げかけられた時、迷うことなく出てきた自分の言葉に衝撃を受けたのだ。

「部署の為に働いています」

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この言葉は上司に媚びているわけでも、会社に媚びているわけでもなく、シンプルに心から思っていたことだった。本当にこれでしかなかったのだ。

前提、社内での人間関係などに苦しむ人も世の中に多くいる中で、それだけ心から貢献したいと思える組織に出会えていた私は本当に幸せであると思う。現にこの時の私は気持ちが満ち足りていたし、仕事を楽しめていた。

しかし、仕事におけるあらゆる思考の主語は「私」ではなく「会社」でしかなかった。自分の人生について考える事をおざなりにしていたのだ。

この出来事がおこるまで、それなりに仕事は充実していたし、自分のキャリアを広げられているとすら漠然に思っていたので、そこまで焦りはなかった。むしろ同年代と比べて進んでいるとすら思っていたかもしれない。

しかし、まったく逆だった。「どの方向性に進みたいのか」そもそも「自分のキャリア」を考える事をしていなかったのだから。

そんな時、ある日記に出会った。

「週末野心手帳」と出会って

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ブロガーであり作家のはあちゅうさんと、NEXT WEEKENDというメディアの代表である村上萌さんが共同で企画をした手帳である。もともと私はNEXT WEEKENDというメディアが大好きで、運営元企業の株式会社ガルテンという会社のファンで(いつの日か一緒に仕事をしたいという野心があるくらい笑)そのつながりでこの手帳を知った。

一見普通の手帳なのだが、中身を開くと書く量の多さに驚いた。「毎月のウィッシュリスト」「自己分析マップ」「プレゼントリスト」…と毎日書く日記とは別に、とにかく書くコンテンツがたくさんある。


「週末野心手帳」は夢を叶えるヒントの宝庫

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特に役にたったものが3つある。これが私の夢を叶える(というか夢への第一歩を踏み出す)ことにつながった。

・年始に書く「今年1年のWishリスト(月単位で書く)」

日記を書き始める時は、人生のモチベーションが高い時が多い。(私調べ笑)今年こそはいい年にしてやる!とかやる気に満ち溢れている時に日記を手にしている気がする。その時のモチベーションのままこの欄を書くのがおすすめ。実際、私も二子玉川の蔦屋家電でこの手帳を購入して、そのままスタバにはいって1年のWishリストを記入した。この手帳を購入したときは10月なので、2か月後からの目標を書いたわけだが、この時の私の2020年の野心(≒Wishリスト)は大まかにいうとこんな感じ。(あまりにも恥ずかしすぎるから全体を共有するのは避ける笑)

①ハーフマラソンにでる

②文章を書く仕事に就きたいという夢を叶えるためのステップを踏む

③ヨガのインストラクターを目指すべきか目指さないべきか考える

④資産運用を始めるべきか始めないべきか考える

ざっとこんな感じだ。いざ書いてみると、普段「野心」を抱いているものの、「まあいつか考えればいいや」「いつかやればいいや」と後回しにしている大事な事が沢山ある事に気が付いた。またこのWishリスト、月単位で書かなければいけないので、「この野心は本当に心から願っていること?」「そもそも現実的?」かなりリアルに考えさせられる。このページを書くには、スタバの 1 more Coffeeを使うくらいの時間はかかった。

・月初めに書く「今月のWishリストとkeyword」

はあちゅうさんと村上萌さんがかなり「イキ」なkey wordを毎月指定してくれている。4月であれば「続ける」5月であれば「学ぶ」。毎月key wordに沿って自分に向き合う項目がある。このkey wordと先ほど記載した1年の目標とをリンクさせて、改めて「今月のWishリスト」を毎月書く。日記を始めたやる気まんまんの時に書いていたWishリストとは状況も気持ちも変わっているので、その変化を観察するだけでも面白いが、その変化に伴い、「今月はどうしよう?」と夢をTASKにしていく作業はこれまた、頭を使うものだったりする。

ちなみに私の場合、エントリーしていたハーフマラソンがコロナの影響で中止になってしまったので、「ハーフマラソンにでる」という目標は「週末のどちらか10km走る」に急遽変更した。形は変われど、目的は変わらない。結果、健康も体形も維持できているし、この調子であれば、コロナが落ち着いたらフルも挑戦できそうだ。

・週初めに書く「今週のWishリスト」

こちらは週のはじまりに書くWishリスト。今週はどんな1週間にするか?を書く。先ほどの月単位のWishリストよりもかなり具体的になる。

書いていて気付いたのだが、1か月ってかなり短い。例えば「資産運用を始めるべきか始めないべきか考える」という今月の目標に対し、「今週は何しよう?」となると、

1週目 資産運用の種類を調べるために本屋に行く

2週目 どの資産運用をやるのか旦那と合意をとる

3週目 銘柄を決めたら資料請求をする

4週目 申し込みをする

めっちゃやることある・・・・笑

私はこの欄を「目標をTask化する欄」と呼んでいる。また、それだけだと窮屈になって疲れてしまうので、日々過ごしている中で湧いてくる興味関心(例えば、この映画見たい!この料理作りたい!など)を興味を持つだけで終わらせない備忘録として使っている。

気づいたらヨガのインストラクターの学校に通っていた

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漠然と、本当に漠然と学生時代からヨガのインストラクターにあこがれていた。無論、ITやマーケティング、インターネットサービスが大好きなので、仕事はし続けたいのだが、いつかヨガを趣味だけに終わらせたくないなあという気持ちがあった。

思いだけが心にずっと残っていて、夢に向けた一歩を踏み出そうとすらしていなかったのだが、この「週末野心手帳」を使って”夢”を”目標”にし、”目標”を”Task”にしたら、夢は遠くにあるのではなく、こんなに近くにある夢への一歩を踏み出していない…だけであることに気が付いた。

今、ヨガのインストラクターの学校に通い始めている。学ぶ中で大変な事ももちろんあるが、漠然と感じていたあこがれを形にする一歩が踏み出せている。

夢は思ったよりも近くにあるのかもしれない。





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